yuurakusai2のブログ

手間をかけない小さな庭の物語(クリスマスローズ、雪割草、ハーブ等、小さな庭に自生している花々を投稿していきます♪)

2020年1月のブログ記事

  • バインミーってどんな味?

    マダム「本場のバインミーを食べたいわね」 遊楽 「ドキッ・・・」 マダム「とぼけないで、さぁ行くわよ」 遊楽 「って、何処っすか?」 マダム「ホーチミンに決まってるでしょう」 遊楽 「(o_ _)o...ぱた」 ってな訳で、バインミー食べにベトナム「ホーチミン」へ行く事に(爆 (バインミーはベトナ... 続きをみる

    nice! 54
  • うたかたの夢

    「美沙子、少し歩こうか?」  彫りの深い横顔にウェーブのかかった煌めく黒髪が靡く。   漆黒の瞳が私を見つめて微笑んでいる。 これは夢なの? 「一緒に行ってもいいの?」 「折角、美沙子が来てくれたんだもの……」 あのひとは、私の肩をそっと抱いて歩き始めた。 「何処へ行くの?」 「そうだね、あの公園... 続きをみる

    nice! 57
  • 優しい瞳

    「女将さん?どうしたんですか?」  琴江が訝しげに私の顔を見ている。 「琴江さん、今夜もこれ食べたいわ。買ってきてくれる?」 「はい、直ぐ売れきれちゃうから昼頃行って買ってきます」 「じゃお願いね」  そうだ、今日は日曜日。  図書館へ行ったら、もしかしたらあのひとに会えるかも知れない。  苦しま... 続きをみる

    nice! 53
  • 静かな雨

     静かな雨音が聞こえる。  身支度を整えて、唇に薄く紅をさす。 「女将さん、朝食の準備が出来ました」  襖の向こうから、今年から住み込みで働いている琴江の声がした。 「はい。今、行きます」  私は、三ヶ月前に朝倉の家を継いだ。  朝倉は芸妓置屋として、この界隈では有名だ。  お得意様、料亭、旅館等... 続きをみる

    nice! 55
  • 元カノ

    「持ってる……」 「え?どこにあるの?」 「俺のキャリーバッグの中に包んである」 「そう、あったのね……」  途端に美沙子の表情が歪んで、頬を一筋の涙がこぼれ落ちた。 「ずっと、逢いたかったの。でもあたしは仙台の親戚の家に預けられたわ」 「そうだったのか……」 「もう戻ってこれないと思ってたわ。で... 続きをみる

    nice! 50
  • 封印された記憶

      その日はからっとしない空模様が朝から続いていた。   夕方から、静かな雨が降っている。  俺は食品部の皆を先に帰して店頭のケース内を布巾で拭いていた。  ふっと入り口付近のざわめきが静かになってるのに気がついた。  いつなら店員達が帰り支度を始めて賑やかな話し声が聞こえてくる筈なのだがと、  ... 続きをみる

    nice! 58
  • 雪の妖精

     突然、真っ白なコートを羽織った若い女性が飛び込んできた。    白い息が弾んでいる。  急いで駆けてきたようだった。首に巻いたマフラーも白い、まるで雪の妖精が現れたようだ。  その女性は俺を見つけると、ぶつかるように胸に飛び込んできた。  佳子だった。  「あたしを連れていって! あなたがあたし... 続きをみる

    nice! 59
  • 大切なもの

    「事情がありまして、今夜で辞めさせていただきます」  俺は軽く頭を下げて告げた。 「うん、分かってる」   主人は女将から大体の事は聞いているのだろう。黙って封筒を差し出した。  今月分の給料だろう。 「有難うございます。お世話になりました」  頭を下げて旅館を出た。  湯本駅に向かった。電車で平... 続きをみる

    nice! 56
  • ひとひらの雪

      この場で佳子との結婚の了解を得られなかったということは、   これから佳子と会うことさえ難しくなるのだろう。     たぶんもう駄目だろう  俺がこの街にいることが佳子を苦しめる事になる  儚い恋だったと諦めるしかないのだろう     悲しい事だが仕方がない  外に出ると 頬にひとひらの雪が ... 続きをみる

    nice! 59
  • 素行調査

    「そうですか……」  たったそれだけの会話だった。  たぶん、佳子との結婚を遠回しに断ってるのだろう。      大場家の兄弟姉妹達の冷ややかな視線を全身に浴びながら、そう感じていた。  俺が訪ねる前に大場家では家族会議が開かれ、結論は出ていたのかもしれない。 父親の惣士郎は腕組みをしたまま目を閉... 続きをみる

    nice! 57
  • 花嫁修業

     炭鉱長屋と通りを隔てた一角に佳子の実家が見えてきた。  二階建ての大きな家屋で入り口が二つあった。右側の入口には大場商店と看板が掛けられている。左側の入口の引き戸を開けた。 「ごめんください。遊楽と申します」  俺の声は響き渡る程の大きさではなかったが直ぐに襖戸が開き、転げるように女性が出てきた... 続きをみる

    nice! 57
  • 温泉街は銀世界

     その日は明け方からサラサラと雪が降り続いて、    温泉街は一面の銀世界になっている。  午後の休憩時間に、女将から大場家の両親が俺に会いたがってると告げられた。  今夜、来られるかと問われたので行くことにした。   そうか、とうとう佳子との親密な関係が、両親の耳に入ったのだろう。  泊り客の夕... 続きをみる

    nice! 35
  • 希望が残る

     美月は語り終えると、                                俺のグラスにライフログを注ぎ込んだ。 「美月、パンドラの箱に蓋をしようか」 「えっ?蓋ですか」 「蓋をしてしまえば箱の底には「希望」だけが残る」 (fin)

    nice! 57
  • 幸せな人間は・・・

     すってんてんにされなかっただけありがたく思っている けれど千代子さんが大事にされていたと思うと胸が痛い それも千代子さんが「あなたと同類」の環境に属する人間だったからだ 私は発達障害疑いといっても、経歴からすれば恵まれたお嬢ちゃんに過ぎない あなたと似ているなど、とんでもない思い違いだったのだろ... 続きをみる

    nice! 56
  • 半グレ達の宴

    彼からすればただの金づるどころか 「世間知らず」「お嬢様」と言われるような 面白くない憎むべき存在だったのだろう  彼を失いたくなくて差し出すお金を フン、とひったくるようにして  はっきり「便利だ」「俺のロボット」と 性被害にあって自尊心が低下していることさえ 「俺なんか」と怒鳴りつけて しまい... 続きをみる

    nice! 54
  • パンドラの箱

    「いつものモエ・シャンドンですか?」  美月は俺の傍らに座ると微笑んだ。 ふわりと漂う甘い香りが心地よい。 「今夜はライフログにしようかな」 「あら、珍しいですね」  美月は一瞬驚いた表情をしたが、直ぐにロックグラスに注ぎ入れた。 「ライフログはね、塩っぽくてドライという強烈な個性があるんだ。  ... 続きをみる

    nice! 54
  • Side:美月

     静かな雨音が聞こえる。 少し開いてる窓から、するりと微風が入り込んで頬を撫でていった。 薄っすらと瞼を開けると、いつもの因幡杉で貼られた天井が見える。  とても切ない夢をみていた気がするけれど、思い出せないのがもどかしい。 でもあのひとの笑顔だけが何故か記憶に残っている。  この部屋はどこか空気... 続きをみる

    nice! 55
  • 閑話休題、美しすぎる新人

    「あの子が新しく入ったのよ」 「ほぅ、なかなかの美人さんじゃないか」 「そうね、もう指名客がついてるわ」  久しぶりに、俺はクラブ「マリエ」で飲んでいた。 仕事納めという事もあり、店内はかなり賑わって、ホステス達が忙しそうだ。 「凄いな、んじゃ彼女、何か惹きつけるものを持ってるってこと?」 「たぶ... 続きをみる

    nice! 58
  • 閑話休題、専属モデルって誰の事?

    雛子「わぁ、専属モデルさんがいるなんて素敵ね♪」 遊楽「川崎さんの奥様がモデルさんなんだよ」 雛子「うふっ、奥様がモデルしてくれるなんて、アツアツね」 遊楽「そうだね、でも川崎さんは蜜蜂の様に奥様の周りを飛び回って大変らしいよ」 雛子「ねぇ、あたし、専属モデルになってあげよっか?」  何故か、彼女... 続きをみる

    nice! 54
  • さらば、バンコク楽しかったよ♪

    早々とカクテルタイムに突入!! ラウンジで初めて人を見かけました(笑 天ぷらですよ、、↑ 隣のオージーがどうやって食べるのか、自分達を見ています(爆 山里から運ばれてきた様な気がします。 和テイストの小皿が沢山あります。さすがオークラですね d(^-^)ネ! 焼き鳥に賀茂なす、、ここは何処? アボ... 続きをみる

    nice! 58
  • ワットポーへの行き方は?

    MRTルンビニ駅よりサナームチャイ駅まで行きます。 三大寺院への行き方は至ってシンプルです。 2019年9月29日より正式運行開始したMRTサナームチャイ(Sanam Chai)駅を降りるだけ。 駅を出ると、ワットポーは目の前です。 バンコク三大寺院として有名な『ワットポー』です。写真でみるより実... 続きをみる

    nice! 59
  • 薄幸女子、亜弥

    「この子が、新しく入りたい子なの」  真梨恵の傍らに座っている薄幸そうなオーラを纏った色白の女性は、すっと頭を下げた。  伏目がちの瞳は、透き通る様なすみれ色だ。                   ふっと雛子を思い出して、思わず胸が高鳴った。 「亜弥と申します」 「はじめまして、遊楽です。亜弥さ... 続きをみる

    nice! 48
  • 真梨恵の店

     俺は、週に二回程のペースで「樹々」に通っていた。     少しずつ真梨恵とはプライベートな話もする様になって、彼女が独立して店を持ちたいと相談してきたのだった。  当時、真梨恵は二十五歳。                           店を開くには若いような気もしたが俺は開店資金を出して店... 続きをみる

    nice! 50
  • 「樹々」

    「どうして?遊楽さんがあの人の店の面接なんかしなくちゃならないの?       おかしいでしょう?」 「う~ん、それはな……」  俺は真梨恵との出会いから話すことにした。  真梨恵は千葉県最東端の銚子市で両親、弟二人の五人家族で暮らしていた。                            ... 続きをみる

    nice! 58
  • クラブ「マリエ」

    「ほぅ、今どき移動なんて珍しいな、  独立ならわかるけどな。何か事情があるんだろう」 「独立出来るほど、経験はない子よ。まだ二十歳の若い子よ。あなたの後ろに隠れている子よりは若くないけどね」 「……わかった。明日、面接しよう」 「じゃ、お願いね。それと電話ぐらい出なさいよ。まさか後ろの子に骨ぬきに... 続きをみる

    nice! 58
  • 閑話休題、突然の訪問者

     それは、唐突だった。  夕食を食べ終わって、あたしは後片付けをしていた。 不意にインターホンが鳴ったのでモニターを覗いてみた。 「居るんでしょ。私よ、真梨恵よ。開けて頂戴!」  知らない女性がモニターに写っていた。 「どちら様でしょうか?」 「えっ?何よ、遊楽さんの部屋でしょ?」 「そうですが…... 続きをみる

    nice! 68
  • のんびりしようよ、バンコクの休日

    BTSに乗ってと、出かけよう。 オークラはプルンチット駅に直結しているから便利だ↓ サイアム・パラゴン↓ まぁここで何でも揃います。 お土産も(σ ̄▽ ̄)σゲッツ!!! ホテルのクラブラウンジでアフタヌーンティータイム これを↓シャングリラホテルでオーダーすると、一人3000円ぐらいはしてしまう(... 続きをみる

    nice! 60
  • バンコクの朝食は、まったりと過ごす♪

    ぐっすり眠って、朝のクラブラウンジ。 誰も居ない、ふたりで貸し切り(爆 ほんとに、このクラブラウンジは誰も居ないのが良い(笑 タイ人、スタッフの手持ち無沙汰感が半端ない。。 まぁ、自分たちはのんびり出来て良い。 食材の種類もかなり豊富、ここの他にホットミールコーナーもある。 朝食は、他にアップ &... 続きをみる

    nice! 64
  • 幸せな暮らし

    「ソレイユ?」 「はい?」 「あのなぁ、おまえ、ナイフとフォークを使って食べるんだよ」 「ええっ?そうなの?」 「手づかみで食べるのは止めろ。いいか上品に食べるんだよ」 「わ、分かったわ……」 「で、どうだい?外の世界は楽しいかい?」 「そりゃ楽しいわよ。もっと居させて、お願いよ」  あたしは、彼... 続きをみる

    nice! 66
  • ソレイユ、外界へ行く!

     あたしは、クリスマスローズのソレイユ。 いつからガーデンセンターに居る様になったのかさえ覚えていない……。  人間達がたまに来るけれど、あたしの魔眼で幻覚を見せたりして簡単にやりすごしていたわ。それが、この一週間。毎朝、決まった時間にやってきて、あたしの花弁をめくる男がいるのよ。   その男は、... 続きをみる

    nice! 61
  • 外に行きたい理由とは?

    「あんたが、いつも置いてくマグアンプが美味しくって、もっと食べたいし……そのぉ、もっと美味しい食べ物もあるのかなって思うの」 「えっ?そ、そんな理由かよ……」 「そんなって、十分過ぎる理由だと思うけど?」 「はぁ……?そうかなぁ?」  俺は、確かにクリロー達を観察する際にマグアンプをばら撒いていた... 続きをみる

    nice! 59
  • ソレイユの願いは・・・

     皆様、明けましておめでとうございます。 本年もよろしくお願いします。ペコリ(o_ _)o)) ******     俺はダジュールの郊外にあるガーデンセンターで、   いつもの様にクリスマスローズを漁っていた。 お宝は無いかと、一鉢づつ花弁をめくっていると、                   ... 続きをみる

    nice! 53