半グレ達の宴
彼からすればただの金づるどころか
「世間知らず」「お嬢様」と言われるような
面白くない憎むべき存在だったのだろう
彼を失いたくなくて差し出すお金を
フン、とひったくるようにして
はっきり「便利だ」「俺のロボット」と
性被害にあって自尊心が低下していることさえ
「俺なんか」と怒鳴りつけて
しまいには私の前の彼女の話をする
「千代子は母子家庭でお母さんも変な人で親戚に預けられていたんだ」
「あいつは精神病で、10錠飲んだら死ぬ薬を飲んでたんだぜ。安定薬なんか」
裏社会で得をしない女は相手にしないはずのあなたが千代子さんのことでムキになる
あなたのなついている幹部の鮫さんも、私が現れたとたん
「千代子はどうしたんだ」とあなたに電話をする
そして鮫さんは千代子さんを気に入って「千代子の飯、美味い美味い」 と交流していたが
私には一切近づかなかった
ただ「彼女」ということになっている私に対して
「何かあったら助けてやるけど、自分から何かしたら助けんぞ」それだけ
(続く)
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